甲南中高馬術部 元顧問 山西先生よりメッセージ

2010年3月山西先生謝恩会
2010年3月山西先生謝恩会

甲南中高馬術部 元顧問 山西先生よりメッセージ

馬術部顧問(※記事掲載時)の山西です。

「ホームページを開くことになりました。何か一言を」ということですので、ちょっと長くなりますが、小生と馬術部の馴れ初めから今日までを振り返ってみたくなりました。

小生が中高馬術部の顧問を引き継いだのは1982年のことでした。同僚であり甲南大学の先輩でもある宮崎隆氏が職を退かれる折に、「あと、よろしく頼むわ」と言われ、世話になった先輩の言葉だけに断るわけにもいかず、加えて、その時の主将、高三のY君が、なんともやっかいな奴(断っておきますが、この「やっかいな」というのは、ダメとか悪いという意味ではなく、なんとも不思議な魅力を持った、といった意味です。)が、「先生、お願いします」などと、マジな顔をして、言うものですから、もうどうしようもなくなってしまいました。 とはいえ、門外漢の私に何ほどのことも出来ようもなく、じゃあ、適任者が見つかるまでの繋ぎの役目として引き受けることにしよう、ということになったわけです。ところがところが、何と、爾来20年、適任者を見つけられぬまま今日に至っているというわけです。

じゃあ、なぜ?って。そりゃあもう、小生がいい加減な教師だからです。先ほどのYを始め次のキャプテンS(こいつもやっかいでしたね。実は小生の尊敬する先輩のご子息だったのです。

東京の馬事公苑での全国大会で、その先輩にお会いして「えっ!先輩の息子さん?!」と分かったのですが。)、次のキャプテン‥‥。

申し訳ない、どうも饒舌になってしまって。実はこのメッセージを書いている今夜、女房と近くの飲み屋で一杯やってきたものですから。ごめんなさい。

真面目だけど気持ちばかりが先走っていたY、饒舌家で理屈家で元気一杯のI、いったい何を考えていたのか分からなかったS、真面目なのかいい加減なのか、得体の知れぬN、ただただ真面目でいい人で努力家だったA、男らしく凛々しかったが単純バカだったK、そう、同じようなバカがいました。(そうそう、この「バカ」という言葉も、「愛すべき奴」という意味です。蛇足ながら。) 情熱先走りで周りの見えないS、真面目で誠実だがちょっと甘いYもいました。全国大会に行ってもバカをしたSやT、途中で退部してしまった者にも忘れられないバカが沢山います。ええ加減なことをして留年し、なおかつ甲南を、馬術部を愛したI。進級の判定をする会議で、いつも話題に上っていた多くのバカ者たち。

おやおや、またまた繰り言を綴ってしまっている私です。

厄介なのは、それらの愛すべき“バカ”たちすべてが〝馬上豊かな美少年〟たちである、ということです。馬上凛々しく、颯爽と障碍を飛越する時、“美少年”になってしまうんですから、厄介です。ですから騙されちゃうんですよ。でも、本当に日常とは全く違った姿が馬上にあるのですから、これは素敵なのです。それも日々、馬の世話をし、先輩の理不尽な要求に耐え、ひたすら“馬”を愛する若者の姿は、なんともかっこよく素敵なのです。

このホームページにはそんな彼らの“かっこいい姿”が躍動していることでしょう。
なにわともあれ、これからも馬術部員諸君が、監督をはじめ大学馬術部部員諸氏及びOB諸兄の良き指導とお世話をいただきながら、馬とともにあるいい時代を作ってくれることを願っています。

来年も顧問を引き受けるか?ですって。いやいやそれはまだ決めていません。